<あの頃>石油危機、銀座ネオン消す 中東戦争が波及
1974(昭和49)年1月16日、前年10月に勃発した第4次中東戦争をきっかけに「石油危機」が日本を襲い、政府は第2次規制を実施した。企業向けの石油、電力の供給削減が強化され、東京・銀座通りでは広告ネオンが一斉に消された。テレビの深夜放送は休止、電車の暖房も切られた。
2011/01/16 【共同通信】 |
向いのソニービル。もともと派手なネオンはありませんがどことなく暗い。

並木通りの入り口から数寄屋橋方面を振り返る。GAPの路面店が入るビル。やはり店内は煌々と明るく営業しているのにビル壁面がどーんと暗い様子にとてもGAPを感じますねw。奥に見える黒い影のようなビルは有楽町マリオン。凝ったデザインのファッションビルの壁面は窓が少なく、中の明かりより外からのライトアップで目立っていたことに、改めて気付かされます。

ディオールもエルメスも・・・外壁のデザインを競う名だたるスーパーブランドの路面店も、ライトアップやイルミネーションがされないと、夜はただの暗いビルに・・・・。

銀座四丁目交差点に近づいてきました。左に見えるのは最近新館が完成して念願の大増床を果たした三越銀座店。まだ営業してる時間でしたが、もう閉店してるみたいです。

お馴染みの和光。ここも普段ライトアップされてますが、白っぽい色合いのせいか、周りの新しい建物ほど暗く感じません。 しかし・・・

待ち合わせの定番、銀座名物の華やかなショーウィンドーが休業中。他のビルとは逆に、足元の方が寂しい状況になっていました。

旧(?)三愛ビル。高度成長期からの銀座のネオンの代表格ですよね。よくしらないけどw

和光前から京橋方面を臨む。三越の奥にみえる松屋もすっかり夜空に埋没しています。ここも改装してから、夜はかなり明るく発光してましたよね。

薄暗い銀座の大通りに面して、この人形だけが幻想的に浮かび上がっていました。和光のショーウィンドーにディスプレーされていそうな人形ですが、晴海通りを挟んで斜め向かいの別のビルです。
いかにも「夜の銀座の表通り」って感じの独特の芸術性と無国籍な高級感を醸し出していますね。銀座の大通り以外で、こいつの佇まいが馴染みそうな街は、ちょっと思い浮かびません。
昼の「安藤七宝店」@ストリートビュー(真ん中の茶色いビル)。ズームインして「悠久の翼」君がどこにいるか探してみて下さい。(注意:IE9では空を向いてる可能性有)

にほんブログ村
先日TBSで、今回の電力不足による銀座のネオン自粛と37年前のオイルショック時の銀座の様子を重ねて報道していましたが、上の共同通信の回顧記事は、今年1月の配信なんですね。なんという偶然!!
というわけで、今回、実に37年ぶりの暗い夜を迎えているという、銀座の様子を見てきました。
数寄屋橋交差点から銀座四丁目方面を臨む。ネオンと言えば、銀座の入り口に立つこの不二家のビルがまず思い浮かびます。足元は煌々と明るいのに屋上のネオンが深夜時間帯のように消灯されている光景は、やはりどこか違和感を憶えます。